マイクロRS4組み立て日記
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ボディの組み立て
 前回の日記(イェ〜イとか言ってるヤツ)で「やっぱり組立説明書の順番通りのほうが、なんかこうスッキリしてるって言うか、気持ちが良いじゃないですか」とか言ってますが、やっぱ無かった事にして下さい。お願いします。…と、言う事で、今回のお題はボディの組み立てというか色塗りです。
 まずは中性洗剤で水洗い。時期的にぬるま湯洗いでも問題ありません。ラジコンの透明なボディは裏側から塗装しますので、表はテキトーに、裏はそこそこ丁寧に洗います。スポンジはなんでもOK!細かいキズが付いちゃっても全然問題ありません。濯ぎは、まぁまぁ丁寧にやっといてください。そうしたら…

案の定…

放置プレイ

は、せずに、キッチンペーパーなどで水分を拭いといたほうが無難です。自然乾燥でも大丈夫ですが、水道水が乾くと白い点々が残ってしまうので、それがイヤな人は人口乾燥。イヤじゃない人は放置>自然乾燥で乾かします。


 えー、コレはやってもやらなくてもどっちでもOKです。この後の作業でマスキングというのがあるんですが、その作業をし易くするために、ちょっとだけココで頑張っとくと、ちょっとだけマスキングが楽チンになります。
 上の項でも書きましたが、ラジコンの透明ボディは裏側から塗装します。窓やヘッドライトなど色を塗りたくない箇所はマスキングテープとかマスキングシールとかマスキングシートとかで蓋をしてしまうわけです。当然このフタは裏側から貼ります。そのマスキングテープの境界線を見やすくするために、油性の細いマジックなどで、表側に線を引いておきます。この線は溝に軽くペン先を当てて、スゥ〜っとなぞるようにしてやれば簡単に描くことができます。


 先ほど描いた線を目安に、裏側からマスキングテープを貼っていきます。マイクロRS4の組立キットや別売りのスペアボディには、すでにカット済みのマスキングシートが付属してます。この白いシールを窓枠などに合わせて、皺にならないように貼っていくと…アラ不思議?!なんだか大きさが合いません。私はすでにこのアラ不思議現象を経験してますので、今回は材質が紙っぽいタミヤのマスキングテープを使っています。
 ちょっと大きめに貼っていって、飛び出た部分をデザインナイフで切り取ります。この時、ナイフでボディまで切ってしまわないよう、軽〜く何度もこするように切っていけばバッチリです。


 今回はモノトーンカラーで渋く決める予定なのですが、なんだか単色塗りっていうのもちょっとつまらない様な気がしてきました。なので、黒なんだけど黒以外にも見える「マジョーラ」風に仕上げてみようと思います。
 用意したのは、東邦化研のエンジンカラーという缶スプレーの透明色(写真左)とタミヤのポリカーボネイト用缶スプレーの黒(写真右)、そしてソフト99のファッションペイントシリーズのオーロラレッドゴールド(写真中央)です。ちなみに手前に写っているのがマスキング処理の完了したボディです。特にこれといった決まりはないのですが、今回はウイングやその他の小物も一緒に塗装してからカットするようにしてみます。

 透明色(クリアー)を塗り終わった状態がこちら。ちょっと濁った感じになってますが、後から色を塗ると意外とキレイに見えるもんです。スプレー塗装をする時は、一度に厚塗りせず薄く何回かに分けて塗るのがポイントです。と、缶スプレーの説明書きみたいな事を言っても解りづらいですね。この場合の「薄く」とは、カサカサで塗ったそばから表面が乾いてしまうくらいの事です。へこんだ所など細かい箇所には塗料が行き届きませんが。その辺は気にしなくてもOKです。とにかく薄く、全体的にモワァ〜ッと霧状の塗料を乗せる感じで塗っていきます。

そして、ご要望にお答えして…

再び放置プレイ

というのも時間がもったいないので…。


 ヘッドライトやテールランプ用の発光ダイオード(LED)の加工をしておきます。まぁ、コレもボディ制作の一環という事で…。
 塗装のつづきですが、本来ならクリアーが乾いた後にマジョーラを塗って、マジョーラが乾いた後に黒を塗るのがベストなんですが、塗料の完全乾燥には10日近くかかる場合もありますので、今回は塗装した表面(塗膜)が触っても手につかない程度に乾いたところで、次の手順に進んでます。だいたい、クリアー2回>マジョーラ2回>黒3回くらいに分けて塗装しました。

 一通り塗装が完了したら、だいたい乾いたな…と思ったあたりでマスクングテープを剥がします。だいたい乾くまでの目安は、私の場合一晩以上放置するようにしています。
 マスキングテープを剥がす時は、ゆっくり塗膜を切るようにテープを塗装面と平行に引っ張りながら剥がすと上手く剥がれます。塗装面に対して90度くらいの角度でバリバリテープを持ち上げると楽チンなのですが、この方法では余計なところまで塗料が剥がれちゃったりして、そりゃぁもう大騒ぎになる事もありますので、騒ぐのが嫌いな方は前者の方法で剥がしましょう。

 マスキングテープも剥がし終わって、不要な部分も切り取り終わったマイバイパーです。私が手にもっているのがHUDYというメーカーの、そりゃぁもぅめっぽう良く切れる高級リーマー(穴開け専用工具)です。コレ超おすすめです。
 そして手の下の方に見えるのが、曲線鋏という刃先がうねってるハサミ。真ん中の黄色いのは、コンパスカッターという真円以外は切れないカッター。
 曲線鋏は刃の部分に対して取っ手の方が長いので、多少厚みのある物でもけっこう楽に切る事ができます。曲線じゃない所(直線)も切れます。
 コンパスカッターはホイールアーチの部分を切るのに便利ですが、だいたいクルマのフェンダーなどは完全な真円である事のほうが稀まので、別に無理して買うほどの道具でもありません。本来、曲線鋏の用途はこういうところ用じゃないかと思います。
 …と、まぁ、こんな感じでサクっと塗装は完了です。複数の色で塗り分ける場合も、手順としてはだいたい似たような感じです。ラジコンの透明ボディはプラモと違って濃い色を先に塗っていきますので、紫と薄紫と黒なんかを使いたい場合には、黒>紫>薄紫の順番で塗るのが良いと思います。また、今回は下地にクリアーを塗っていますが、缶スプレーのメーカーや色によっては塗らなくても良い場合があります。
 この後は、ボディ表面の保護シートを剥がしてから、付属のシールをペタペタ貼れば出来上がりです。



2001年 10月 14日 



う・ん・ち・く・コラム
細かいキズ:
あえて紙ヤスリなどでキズを付ける人もいるので、細かい事は気にしない!気にしない!
マスキング:
雑に塗装しても塗料がハミ出ないようにするために、テープなどを貼る作業。だがしかし、ハミ出る事もしょっ中ある。ハミ出た塗料は後から薄め液で消せるので、細かい事は気にしない!気にしない!
スペアボディ:
ラジコンのボディは消耗品。消耗したら補充が必要。その都度組立キットを買うのはお金がかかるので、親切なメーカーはボディのみのバラ売りもしている。だがしかし、よく壊れるリアスポイラーのみの単品販売などはしていな場合が多いが、細かい事は気にしない!気にしない!
アラ不思議現象:
HPIや京商製の伸び〜るタイプのマスキングシートは、普通に貼るだけでも微妙に伸びる。しかし塗料によっては浸食されて縮んだりしてハラハラドキドキ…。マスキングシートが付いてないメーカーもあるので、まぁ細かい事は気にしない!気にしない!
マジョーラ:
俗に言う「玉虫色」の事だと思うが、違う意味もあるかもしれないので、細かい事は気にしない!気にしない!
ヘッドライトやテールランプ〜:
コレはキットには付属していないが、ドアミラーもないクルマに凝ってもしょうがないので、細かい事は気にしない!気にしない!
保護シート:
これを剥がす時がラジコニストにとっての至福の瞬間。付いてないボデイもあるが、細かい事は気にしない!気にしない!