タミヤ TT-01
エキスパートビルド!?
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 タミヤの最新ツーリングカー「ティーティーハイフンゼロワン」です。や、こういう発音じゃないかもしれません。「テーテーのれいいち」とか…。ま、ここは便宜上「TT-01」と記述しときますので、お好きなようにお読み下さい。

 で、そのTT-01とプロポやバッテリーがセットになった「エキスパートビルドシリーズ」のインテグラを購入しました。

 専用のベアリングセットと通販手数料込みで、約\15000。いやぁ〜、どこも売り切れのマイクロRS4用ボールデフセットを買うつもりが、えらく高くつきました。オンラインショップって安くて便利ですけど、ついついやっちゃいますね「爆買い」……(汗)

 いつも通り、見た目とヨタ話のついでに、組み立て関連のネタでも書こうと思いましたが、てっきり組み立て済みなのを忘れてまして、早くも書くネタが尽きてしまいました。

 という訳で今回は、ちょっと真面目に気になる基本スペックを書き出してみます。
■全備重量=1360g(バッテリー搭載時)
■キャスター角=前2°/ 後 0°
■キャンバー角=前後とも1°
■トー角=前後とも0°
■ギヤ比=1:8.35

 軽いのは知ってて買ったんですが、ギヤ比ってこんなんだったんですね。走らせた感じでは、てっきり7.0:1前後かと思ってました。あ、また「走らせた」とか過去形で言ってますけど、今度こそは!と、固く心に誓って臨んだ事は”工場出荷時”の状態で走らせてみる事。なんてたってエキスパートがビルドしてますからね。で、実際に走らせた感想は、F201よりも速く感じました。と、言うか、タミヤのノーマルラジアルタイヤって、こんなにグリップするの!?って感じでした。
 ちなみに、エキスパートがビルドしたタイヤはインナー無しの未接着ですが、ノーマル状態で走らせるだけなら、外れることは無かったです。

 一通りドノーマルで遊んだ後にタイヤをソレックスに変えてみたんですが、上の基本スペックの示す通り、コーナーリング性能は、タミヤ最強の部類に属すると思います。実際最強なのは、TL-01の”全部0°”ってのがありますから…。
 あと、カタログに載ってないCPRユニット「CPR-01」のスペックですが、スポーツチューンモーターまではOKと書いてありました。で、早速スポチュンに変えてみましたが、やっぱりF201より速い気がしてなりません。ちなみにF201の基本スペックはスポチュンでギヤ比7.15なので、あれより遅いんだろうなぁ…と思って走らせたんですが、実際はラジコン初体験な方には、ちょっと速すぎるかもしれません。しかしタイヤ径だけでこんなに差が出るのかな?

 そういえばこのCPRユニットですが、バック付きなのをすっかり忘れておりまして、停車中にチョコンとスロットルを押しただけで、いきなりバック全開になりました。バック走行時の分解能ってあまり細かくないんでしょうか?1/10でバックしたのって、実に5年ぶりくらいだったもんで、曲がりたい方向と逆に曲がっちゃったりして、けっこうオロオロしてました。ラジコン始めたばっかの頃って前進もこんなだったよなぁ〜…。いやぁ、久しぶりに初心に帰った気がします。

 エキスパートのみなさん、たまにはバックもしてみましょう(笑)



 タミヤのサイトにあるような写真ばっか載せてもしょうがありませんので、ちょっと寄って…って、何を見せようとして撮ったんだろ?そうそう、今回はシャッタースピードを1/2秒くらいにして撮影してみました。黒いパーツって、なかなか見やすく撮れないもんですね。いやぁ〜マニュアル撮影はムズイ!ってか、写真って奥が深い…。

 あ〜スイマセン。いきなり脱線しちゃいまして(汗)

 多分この写真で見せたかったのは、アッパーアーム形状とボールコネクトされたナックル。あとドッグボーンやカップジョイントが樹脂パーツ!?って辺りだったと思います。

 モーターがなんか変?だと思うのですが…。普通に売ってる540SHでもないしジョンソンとも違うようです。でもどこかで見た事あるような無いような…。

 あっ、エンジンカー用のスターターボックスに入ってたヤツが多分こんな感じでした。

 リヤ周りはこれと言って「おーっ!ココちょっと見てみてくださいよ」って所は無さそうですね。バッテリーを押さえる部品がナミナミな形になってますが、バラセルを載せる時は裏返して使うものと思われます。ってゆーか、多分そうです。シャーシー側も断面は斜めカットが施してありますので、バラセルしか持ってない入門者の方も安心ですね。ま、そういう入門者の方がいるかどうかは別として、アッパーデッキがありませんでした。あと、パーツ点数もめちゃくちゃ少なさそうです。

 シャーシー裏は完全なフラットになってまして、エントリーモデルにしては珍しく、ネジも皿ネジが使われてます。
 それと、よ〜く見ないと解りにくいんですが、バンパーパーツがかなり幅広になってまして、ロアアームが「これ以上下がんない!」ように、押さえるような感じになってます。

 たまたまなのか偶然なのか…って、「同じかよっ!(byサマーズ)」

 えーと、狙って設計したのか、偶然の副産物か、上記のバンパーが幅広なおかげで、リバウンドストロークが多すぎず少な過ぎず、じつに微妙な所にセットされてます。
 でも、ダンパーがフリクションタイプなので、コーナーなどではポンポン跳ねながら走ります。それでもとっちらかって、あっちでゴツン!みたいな事は全く無かったので、基本設計はイイ線いってるかもしれませんね。もうちょっとスピードが出せれば色々な限界にチャレンジ出来るんですが…。



 気になる重量は…、あれ?ちょっとカタログスペックより重いような…。ま、秤の誤差ってことにしておいて、いずれにしても、樹脂パーツのウイングとミラーの付いたタミヤボディーとナロータイヤ装着時でこの重さですから、レースなんかに出ようと思ったら、半端じゃないくらい重り載せないといけないですね。
 で、この写真で何が言いたいかと言うと…。

 見て下さい、このボディカットの美しさ!まさにエキスパートビルドです。

 もしかして機械で切ったんでしょうか?ん〜、だったら他のボディも切っておいて欲しいような…。

 ボディ周りで気になったのは、デカいウイング!いや、ラジコニスト的には激小リヤスポなんですけど…(汗)
 9月だってのに、全然暑いもんで、外で遊ぶより部屋の中でセリカやインプレッサのプラモいじってる時間のほうがラジコンやってる時間よりも、かな〜り長かったんですよ。WRカーを見慣れた状態でこのインテグラを手にすると、「デカッ!」とか思ってしまいます。つーか、街中でこんなのが走ってきたら、思わず止まって見ちゃいますよね。

 あ、で、ウイングがでかい、いや小さいって話でしたっけ。多分、コーナーは巻き巻きなんだろうなぁとか思ってましたが、以外にも普通に曲がれました。ま、スピードが遅いせいもあるんですが、リヤが不安定なクルマって、遅い時も不安定な傾向がありますからね。それと、このボディには、別売りのウイングが付けられそうなモールドが最初から付いてました。自称ドリキンファンとしては、ビームスのほうもいずれ買うだろうと思いますので、その時にはウイングセットも試してみたいと思います。



2002年 9月 2日